年収1000万 ITフリーランスの随想録

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フリーランスとして独立するタイミングについて思いもよらなかった着眼点(注意点)

こんにちは。アラフォーITフリーランスです。

 

今回はフリーランスとして独立するタイミングについて、周りの同業者を見ていて「思いもよらなかった着眼点」に気づたことがありますので、軽くお話をしたいと思います。

 

ちなみに、独立に適切な時期、というのは様々語られることがあると思うのですが、

例えば

  • 家族の理解が得られたとき
  • 独立後にも仕事をもらえるツテが見つかった時
  • サラリーマンの現職で大きなプロジェクトを引き受ける前(引き受けてしまうと、数年は脱サラが難しくなる場合)

などなど、他にも様々あると思います。

 

しかし今回のお話は、逆に独立するのに不適切かもしれないタイミングについて気付きがあったので、そういう話をしたいと思います。

 

正直全然深い話ではないのですが、そういうこともあるのかな、ということでフリーランスとして独立する方の何か参考になればと思います。

 

 

不思議と多い2008年独立組

 

フリーランスの世界で仕事をしていると、同業者との付き合いは多かれ少なかれ必ず出てきます。

 

私は、独立当初に付き合いのあった同業者たちに、不思議と自分の10歳程度上の方が多かったと気づいていました。

 

そしてその方々の少なくない割合で、実力に疑問を感じる方が居ました。

 

実際にその方々は、自身のHPなどでは派手に経歴を盛っているので、経験豊富で優秀な人物という風に見えるのですが、実際に一緒に仕事をすると、ほとんど実務経験に乏しい方も結構いました。

 

当時の私は、こういった40代後半で、フリーランスとして特に売る技術もなくやっている方々は、「会社での出世が望めなくなって、ITで一旗揚げに来たんだろうか?」くらいに思っていました。

 

 

そんなある日、上記のような"実力のない"40代後半の同業者の方のFaceboookを見ていて、その方の前職の知人とのやり取りから、どうやらそのフリーランスの方が、前職でリストラされていたようだということがわかりました。

 

それを知って、私の中でなんとなく「40代後半でスキルが低いのになぜITの世界でフリーランスをやっているんだろう?」と疑問に感じていた方々の共通項に気づいたのです。

 

ちょうどそのころから10年近く前、2008年にはリーマンショックがあり、その当時に彼らはちょうど40歳程度だったことになります。

 

なるほど、リーマンショックでリストラに会い、仕方なく独立したのか。

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そして彼らの経歴を改めて見直してみると、結構2008年独立の方が多いことがわかり、妙に納得したことを思い出します。

 

 

経歴から詮索されることはある

 

"2008年独立 "については、私がそのような方々と付き合いするまでには考えもしなかったことですが、この件を機に、2008年独立組の方について色眼鏡で見るようになってしまっています。

 

しかし、そもそもこういった、相手の経歴から勘繰ったり詮索したりすることは、無意識では結構行われているのではないかと思います。

 

例えばコンサルティングファーム出身者であれば、出会ったフリーランスが元コンサルティングファーム出身者の場合、相手が Up or Out*1 でいう Out になった人なんじゃないか?と勘繰るものではないかと思います。

 

同様に、エージェントなど、フリーランスの”品定め”が重要な方々にとっては、案外、独立時期について気にしているものなのかもしれないと、自分がエージェントの立場で考えると、そんな気がします(そういう話を具体的に聞いたということではないのですが)。

 

 

(まとめ) 

 

ある意味フリーランスとして独立する時期について、細かいことを考えていたらキリがないことは前提として、大不況の時代に独立するということは、周りからの余計な詮索を招くかもしれない、というお話でした。

 

「2021年春に創業ですか 。大変な時期でしたね~」というエージェントの言葉の裏には、コロナ解雇を勘繰りする意図があるかもしれませんね。

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

*1:コンサルティング業界における、昇進するか退職するか、という厳しい社風を示す有名な言葉。直接的に解雇ということではなくても、昇進スピードが遅くなると後輩にどんどん抜かれていくため、昇進に失敗したタイミングで辞める人は多い印象です。